共同発掘プログラム

浅茅野旧共同墓地遺骨発掘調査(見学一般公開)
2006年8月20日(金)〜24日(木)
調査の概要
・調査区域 1. 宗谷郡猿払村浅茅野成田の沢 (旧共同墓地)
2. 枝幸郡浜頓別町共和 (第一飛行場滑走路後草地)
・調査面積 1. 2,400u (5mx6mグリッドx70区画)
2. 未定
・対象 1942〜44年の浅茅野飛行場建設工事に連行され犠牲となった朝鮮人および日本人タコ部屋労働者遺骨の発掘調査
・発掘指導 朴 善周 (韓国忠北大教授 形質人類学)
安 信元 (韓国漢陽大教授 考古学)
・区域概要 1.は戦前より浅茅野地区の共同墓地であり、建設工事に関わる犠牲者の多くが埋葬されていました
 戦後墓地が移転された際に改葬されずに残された遺骨があるものと推定されています
 昨年10月の調査でも犠牲者の遺骨一体を発掘しました

2.は、工事中に犠牲者が埋められたとの証言を得て、埋葬されている可能性が高いと判断して調査区域に含めています
・処置方法 調査の過程で遺骨等が発見された場合には、考古学・人類学等の調査を踏まえて、当実行委員会の管理の下、適切な場所に安置・保管されます
関係機関との十分な協議を行い、人道的な見地から、遺骨の遺族への早期返還実現を目指します
8/17(木)より     発掘調査事前準備
8/20(金)10:00より 現地調査説明会(オリエンテーション)を行います


遺骨発掘総括報告会・犠牲者追悼会(一般公開)
2006年8月24日(木)15:00〜(発掘終了後)
・遺骨発掘調査についての総括的な報告会を、地元住民・関係者を交えて開催します
 全体の発掘報告を踏まえ、遺骨発掘の意義と今後について話し合います
・報告会に続いて、犠牲者への追悼会が行われます
 仏教、キリスト教、儒教、そしてアイヌ民族のイチャルパ(追悼儀式)により追悼が行われます

朱鞠内旧光顕寺への遺骨安置・追悼会(一般公開)
2006年8月25日(木)15:30〜
・現地猿払村撤収後に、幌加内町朱鞠内の旧光顕寺に遺骨が安置されます
 旧光顕寺は、朱鞠内湖畔に建つ古寺で、朱鞠内の発掘遺骨の安置場所として、そして強制労働の歴史展示館として史実を現代に伝えています
 このプログラムで、今回のワークショップは全て終了します